旅のメモ帳

当時の情報、今は不明

アイスランド 3日目 フィムヴォルズハウルス その1

本日は天気は下り坂の予報だが、朝の段階では降ってなくドヨーンとした曇り。

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当初計画では3泊4日でロイガヴェーグルで歩く予定あった為レイキャビックのホテル予約も明後日になっている。そんな事もあり天気はいまいちだがフィムヴォルズハウルスを歩く事にした。

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ソルスモルクからスコゥガフォスまで25.7km。標高225mから1100m弱まで登るのだが日が長いので一日で行けない事もない。しかしTREX社のスコゥガフォスからレイキャビックへのバスは14時半の1本しかない為、それに間に合わせるには深夜出発しなければならならず、ホテルの予約もあるのでゆっくりと1泊2日で行く事にした。

 

8時前に出発。最初は広い河原歩きで杭が目印。まずは3.5km先のBASARへ

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事前調査ではBASARへのルートには移動式の橋があって渡河はないほずだったが

流れが変わったのか、移動式の橋前に渡河があり。

結構深く流れが速かった事もあるが、右のサンダルが脱げて流れていってしまった。

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その先にさらに水量の多い流れがあったが、そこに移動式の橋。

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9時10分、BASAR着。どんな所かなとチョット見学とトイレを借りる。

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BASAR出発後、杭を追って進んでいたら道が行き止まり。(明らかにおかしい迷った?) 

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この橋の方が正しい道。この後気がついたがルートは色で識別されておりスコゥガフォスへは「青」の道。橋の向こうの看板も青になっている。

ついでに言えば、BASARからスコゥガフォスへのルートは山頂部で重複している部分があるが青のルートと赤のルートがあり、青がメインルートのらしい。

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やっと全うな道に入れてヤレヤレと歩いて来た河原を見返す。

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ロイガヴェーグルは全く持ってお気楽な道でハイキングという感じであったが、フィムヴォルズハウルスはトレッキングと言うか登山と言える道。

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危険という程ではないが、うっかり道を踏み外すと滑落はしそう。

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ここがやせ尾根で、数mだが左右が切れ落ちているのでやや注意。(通過後振り返り)

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やせ尾根辺りまでは木があるが、この先上の見ればもう木は無い。

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やせ尾根の先は打って変わって開けた緩やかな登りで、振り返れば歩いて来た河原の向こうに昨日泊まったソルスモルク(Langidalur)がよく見える。

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しばらく濃霧の中、トラバースの道を進むとひょっこりと真っ平らな場所に出る。

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暫く進むと真っ平らな道は終わり急なコルへの下り。ここが赤の道との合流ポイント。

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コルの底に右側から赤ルートが合流している

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コルからトラバースで回り込み

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登り返すとまた台地に出る

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ガスが晴れてくる

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先ほどの真っ平らな場所が望めた

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ミールダルスヨークトル氷河も見えた。ピークぽい黒い部分はカトラ火山の火口部分かもしれない。

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登りが急になりザクザクの道を登るとルートのピークエリアに到着。(12時50分)

このエリア広くて小さなピークが多数あり、ガスっていると分かり難い。

黄色いポールが道標

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2010年に噴火した新しい火口が見えるらしいが

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よく分からない

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割れ目火口

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割れ目火口に入ってみる

 

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わりと黒っぽい溶岩が多いなか、赤い小山があったので登る

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14時過ぎまでたっぷりと過ごす

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またスコゥガフォス方面へ

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ガズが濃くなり、霧雨のような状態になるなか進めばまた広い場所に出る。

さっきまでのザクザクの溶岩ではなく、粒子が細かい。

見通しが利かないのまるで砂浜にを歩いているような錯覚に陥る。

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フィムヴォルズハウルスにはFimmvörðuhálsとBaldvinsskali2つの山小屋があるが、昨夜インフォで聞いた所Baldvinsskaliの方が新しく良いとの事だったので、Fimmvörðuhálsの分岐を通り過ぎ、幾つかの沢状の地形を横切る。

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完全に氷、砂粒が乗ってなかったらアイゼン無しでは登り降りは出来ないって感じ。

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15時前、Baldvinsskaliの小屋に到着。泊まれるかと尋ねれば、1Fの食堂床(マットレス有り)でよければOKとの事。(テントで2000、素泊まりで8000クローネ、カード可)

霧雨でビショビショである、しかも寒い。当然素泊まり選択。

Baldvinsskaliの小さな小屋で1Fの食堂件キッチンはこんな感じだが、新しく綺麗。

アイスランドはクツの脱いで室内に入る。

着いた時には小屋番家族の奥さんと客数人だったが、その後どやどやと人が来て一時はいっぱいになった。

横になって休みたい所だが1Fの食堂床で寝る私の場所は無く、食堂の椅子に座っているしかない。日本に来た事があるフランス人カップルと世間話などしながら過ごす。

泊まりだと、水は込みでコンロや食器も使える(水は毎日スコゥガから運んでくるそうだ、小屋まで道はあるので車だけど)

 

殆どの人は食事や休憩であり、暫くすると潮が引くように静かになった。

(こんな天候なのに出かけるんだ・・・と軟弱な私は思ふ)

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結局キャンセルが出たとの事で、2Fの宿泊部屋でいいよとの事になる。

ベットではなくマットレスだけだった、定員 18名らしい。

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暖かくて快適。